ローマ・シシリア島旅行 2002年9月21日〜9月28日 パート2・シシリア島その1。
 

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タオルミーナの町。

 

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ホテルの中庭。

4日目、朝起きてみるとむろの様子が変。昨日の夜中も何度も起きていたらしい。喉が痛いという。どうやら風邪をひいたらしい?!確かにローマに来て、オランダとは全然違うこの湿気と暑さそして部屋に入るとエアコンガンガン、という環境にいる。ましてやうちのむろさん、寝相が悪くて、どーしても夜中に布団をはだけてしまう人なのね。こりゃぁ風邪をひいてもしょうがないとは思う。しかし、旅行はこれからが本番なのである。今日はシシリア島に向けて出発する日。シシリア島に行けば青い空と青い海が待っている。寝込んでなんていられないのだ!

とにもかくにも朝食をとって出発。「大丈夫大丈夫」を連発しているむろだけれど、時間を追うごとに元気がなくなっていく。飛行機の中でかなりだるそうにしている。シシリア島のカターニァ空港に着いたらまずレンタカーを借りて、宿泊地のタオルミーナまで行くことにしていたけれども、こんな状態ではたして運転できるのか不安になってくる。かりる車はミッション車だからむろが途中で具合が悪くなっても私が運転をかわってあげることはできない。かといって、ここからバスに揺られていくのも今度は私の方が心配だ。もし山道なんかを通ったら、きっと車に酔ってしまう。どうしよう。

しかし、空港に着いたむろは「大丈夫だから予定通りレンタカーを借りよう。」という。何度も念を押して、結局レンタカー屋へ。

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部屋。

 

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部屋のバルコニーから見える景色。

 

かりた車は5人乗りステーションワゴン。ちょっとでかすぎ?とも思ったが、病人と妊婦もいることだし乗り心地を最優先するべ、ということで出発!高速の入り口でぐるぐると迷ったが、あとは順調にタオルミーナまでドライブ。運転を始めたら少しは気がまぎれたのかむろも元気が出てきた。エトナ山という富士山にちょっと形の似ている活火山を横目に海沿いを走ること40分。タオルミーナの出口がでてきた。高速を降りて、標識にそって車を走らせる。車はどんどん山の上に上がっていく。どうやらタオルミーナの町は山の上にあるようだ。そして道はどんどん狭くなって、タオルミーナの町の入り口に入った頃にはどう考えても一方通行だろう、と思わせるほどの道幅になった。そしてものすごい急勾配。しかし、対面通行なのだこれが。それもイタリア人は道幅の細さや急勾配なんて気にしないでびゅんびゅん走っていく。町中に入るとだんだん道も混んできて、むろは何度もサイドブレーキを引いて、坂道発進を繰り返す。私だったらこんなこと絶対できない。車をここに放置して歩いていくね、絶対。しかしむろの額にも汗が。はっきり言って、怖いです。これ。

なんとかホテルまでたどり着いた。このとき二人は思ったのだ。「レンタカーを借りたけど、帰る日までこの町を車で出ることはないだろう・・。」と。そのぐらい、怖かった。(涙)

HOTEL SAN DOMENICO PALACE

Address: Piazza San Domenico

Taormina, Sisilia

PH. 0942 613111

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景色を楽しみながらの朝食。

さて、今回の私たちのホテルはサン・ドメニコホテルといって、もともと修道院だった建物を改装してホテルにしたもので、中は今でも回廊や礼拝堂、鐘などが残っている。歴史を感じさせる重厚なつくりだ。なんでもグランブルーという映画でもこのホテルは撮影に使われたそうだ。ホテルにはプールはもちろん、トレーニングジム(といってもかなり小さいが)、スパ(フェィシャルやマッサージをしてくれる)なんかも完備している。ちょっとアンソニーホプキンス似の渋いおじさんにチェックインをしてもらって部屋に行く。部屋はオーシャンビューを頼んでおいた。やはり部屋の内部もしぶーい感じ。しかし大きな窓を開けてバルコニーへでると、そこには真っ青な海が広がる。素晴らしい景色だ。こりゃ、ここに座って何時間でも景色を見てられるぞってくらいの景観である。

むろはとうとうここでダウンした。「ちょっと休憩。」といいつつ布団にもぐりこみそのままお昼寝。私はその間ホテルを探索したり、町にでてむろの風邪薬を買いに行ったり。結局その日はそのまま外にでることはできず、食事もルームサービスを頼んで寝ることにした。明日は元気になっていてくれよー。

 

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タオルミーナの町。

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こんな急階段がいたるところにある。

 

5日目。起きてみるとむろの風邪は少しは良くなっているようだ。今日は大事をとってのんびりして、タオルミーナ散策くらいにしようね、と決める。まず、ホテルのレストランで朝食。今日も快晴で、景色を楽しみながらの庭での朝食はかなり気持ちがいい。

朝食をすませて、タオルミーナの町へ。真っ青な空に白い壁の家々が映えて美しい!観光客もまだまだ一杯で、とてもにぎわっている。小さなまちだけれども、見所は結構ありそうな雰囲気。きっとのんびりするのにはいいんじゃないかなぁ。メイン通りにはたくさんのお土産やが並んで、購買意欲を書き立てる。私って伊豆に行くとサボテン、名古屋に行くと金のシャチホコ、北海道にいくとマリモを買っちゃう人だから。やばいわー、このお土産屋の数々。財布の紐はしっかりむろに握らせないと!

タオルミーナの町の隅っこにはギリシャ劇場なるものがあって、私たちのホテルからそこまで行くとだいたい町の端から端まで歩いたことになる。賞味30分程度だけど、道のところどころに細い横道があって、そこはそこでまた新たな店やカフェなんかが並んでて面白い。ギリシャ劇場がある場所からはエトナ山と海が一望できる。これまためちゃめちゃ美しい。ちなみにエトナ山は今回の旅で一度もその頂上を見せてくれることはなかった。その頂上はいつも雲に隠れていた。とても美しい山だと聞いていただけに残念だ。ちなみに、このエトナ山には頂上付近までバスで行けるそうだ。もちろん私たちはそんな無謀なことはしませんでしたけどね。

 

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遠くに見えるはエトナ山。

 

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ツナサラダ。オリーブオイルとワインビネガーだけのドレッシングなのに、とっても美味しい!

 

さて、タオルミーナ散策も終わり、一旦ホテルに戻る。ランチをどうしようかと話し合う。やはり、シシリアに来たからには噂のウニスパを食べねばなるまい!と考える。ホテルに帰る途中途中で色々なレストランのメニューを覗いてきたのだけれども、どこにでもあるのだとばかり思っていたこのウニスパ、実はそうでもないということがわかった。だいたい3分の1くらいの確率だろうか。とりあえず、今日のランチは必ずウニスパを食べる!ということを目標に、ホテルを後にする。まずガイドブックに乗っていた「ウニスパがうまい!」というレストランに行ってみるが、ランチはやってないようで、閉まっていた。次にもう一つのレストラン。わかりにくいところにあってちょっと苦労したけどなんとか探しだした。が、ここのメニューにもウニスパは見当たらない。うーん。こうなってくると意地でもウニスパが食べたくなる。(といっても私は食べないんだけど。笑)

そしてやっと見つけたレストラン。4月11日広場と呼ばれる広場の先のショッピング通りをちょっといって一本目の小道を右に曲がる。細い小道の左側にあるレストランに、ウニスパはありました。中に入ると陽気なふとっちょイタリア人(だいたいイタリアのレストランのボーイってみんなこんな感じだ。)が大きな声で迎えてくれる。15席くらいのテラスはお客さんが一杯。どうやらはやっているようで安心した。

 

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これがウニスパだ!

 

Ristorante con Giardino Vista Mare

Address: Vico Teofane Caorameo 2

Taormina, Sisilia

PH. 094224359

メニューを貰って注文。サラダと、ウニスパと私はペペロンチーノ。「リッチョデマーレ(ウニ)・・・。」というとボーイは「そうだろうそうだろう。」という雰囲気でうなずく。きっとここにくる日本人、みんなウニスパ注文するんだろうなぁ。(実際私たちのほかに2組日本人がいたけど、その二組ともウニスパを食べていた様子。笑)わくわくしながら待つこと10分。3品一緒に持ってきてくれた。見た目はウニスパもペペロンチーノもあまり変わらないことに驚いた。ウニスパは、きっとクリームソース系なんだろうと思っていたからだ。しかしそうではなくて、ウニスパはいわゆる生うにをパスタに絡めただけ。基本的な味付けはペペロンチーノと同じじゃないかな。ガーリックと赤唐辛子。

ウニスパを一口食べてむろが「うーん。うまいけど、そんなに騒ぐもんかな、これ。」なるほど。そういう味か。「でももしかしたら、ここのウニスパがこういう形なだけで、他のレストランだと例えばクリーム系とかそういう違いがあるかもよ?あともう1件くらいで食べてみないとわからんのじゃない?」と言ってみた。私も一口食べてみたけど、まあ、まずくはない。ちょっとウニの香りがして磯っぽいからペペロンチーノよりは味がある。でも、確かに日本人がやたら「ウニスパウニスパ!」と騒ぐほどのものかどうかは良くわからなかった。ま、とにかく他でも食べて見ましょ。

しかし総体的にここのレストラン、美味しかった。私のペペロンチーノもうまかったし、サラダもうまかった。なによりも、安い!ので、皆様におすすめです。テラス席は海を見渡せて、気持ちいいよ。

 

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プールサイドでのんびり日光浴。

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ディナーはホテルで。

ランチのあと、ホテルに戻ってプールサイドでのんびりすることに。風邪引き君がいるからね、無理しちゃいかんよ。プールサイドではバーもあって、なーんとアイスコーヒーも注文できるのだ。しかし、あのこいーいエスプレッソをクラッシュした氷とシェイカーでシェイクして作るものだから、めっちゃめちゃ濃い。砂糖をたっぷり入れて甘くすると美味しい。むろは泳ごうとしたけれど、ちょっと涼しいのと風邪気味ということもあって私が身を呈して止めました。そして私はプールサイドにあるマッサージ屋さんでマッサージをしてもらうことに。本当なら全身マッサージフルコースしてもらいたい気分だったけど、妊婦だし、おなか押されたら蘭ちゃんびっくりしちゃうかもしれないので、フットマッサージだけにしてもらいました。それでもきもちいーっ!あんまり気持ちよくてフェイシャルまで追加オーダーしちゃってたっぷり一時間、極楽極楽。終わってみるとすっかり涼しくなっていて、人気のないプールサイドでむろが震えておりました。あまりの気持ちよさにむろのことなんてすっかり忘れてた。はは。部屋に戻ってあったかい風呂にゆっくりとつかって夕食までしばし休憩。ああ、リラックスしてるなぁ。
 

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ロブスターケーキ。

 

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80ユーロ!

 

夜はホテルのレストランでとることにした。なんでもエトナ山で取れたフレッシュポルチーニ茸を使ったメニューがおすすめです!って事らしい。そりゃ食うでしょ。とレストランに向かう。既に暗くなって夜風がちょっと冷たいというのに、またもやテラスに案内される。どうやらシシリアでは夏のうちは例え少しくらい寒くても室内では食べないことになっているらしい。実際、レストランの室内のテーブルは全て片付けてあって座れなくなっている。慌ててむろにジャケットを取りにいってもらった。さぶいぼ立てながらご飯食べてもねぇ。

今日は前菜とパスタ、という組み合わせではなくて、前菜とメイン、という風にたのもうね、と前から決めていたので二人ともパスタはパス。私は前菜にロブスターケーキのポルチーニ茸ソース添え、むろはタコのサラダ。そして私のメインはなんと!!!80ユーロもするロブスター丸ごと!どーしても、ロブスターが食べたかったんだもん。ど〜せ食べるならうまいところで食べたいじゃん。80ユーロはちょっと高いとは思うけど、ま、妊婦だし!(最近なんでもこの言い訳をする私。)むろはその3分の1の値段の海老のグリル。同じ甲殻類に変わりはないもん。

 

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デザート。おしゃれぇ。

 

ポルチーニ茸って、乾燥したものでもすごく高いんだけど、こっちのマツタケみたいな感じなのかなぁ。生って初めて食べたけど、食感も似てる感じがする。美味しかった。むろのタコサラダは普通だったらしい。「どう?」ってきいたら、「タコです。」って言ってたから。(笑)

そして!じゃーん!ロブスターの登場!ボーイさんがでっかい皿を運んできて蓋を取って私たちのテーブルの横でロブスターを二つに割ってくれたんだけど、その間、他の客の視線もロブスターに釘付け。「ばかねぇ、こんな高いところでロブスターなんて頼んでるわぁ。だから観光客は・・。」なんてひそひそ話が聞こえるようでちょっと恥ずかしかった。目の前に置かれたロブスターはそりゃあもうでかかった。そしてフォークを入れて身を取り出してぱくっ!プリップリの身がうっまーーーーーい!二口、三口、あれ?あと一口で終わりだよ。「大きいからむろに半分あげるね。」って言った手前むろにあげないわけにもいかない。でも、ロブスターってこんなに身が少なかったっけ?たった4口で80ユーロ?一口20ユーロ?・・・貧乏人はロブスターなんて頼んじゃいけません。何はともあれおいしゅうございました。

シシリア編その2に続きます。続きはこちら。

ローマ編に戻る。シシリア編その2に続く。