ノルウェー旅行  2003年8月16日〜19日
norway1.jpg (33080 バイト)

フィヨルドの雄大な景色。

ノルウェーには飛行機で入りました。アムステルダムからフィヨルドの観光の拠点となる町として知られる、ベルゲンまで1時間半のフライト。さすがに3度目の飛行機ともあって、りっきーも慣れたもんです。機内で愚図ることもなく、あっという間に飛行機はベルゲンに到着。

ベルゲンの空港は、荷物が出てくるベルトも一本しかないようなとても小さな空港。飛行機から降り立った乗客約50名。あっという間に荷物が出てきて、次から次へと人が去っていった。

しかし。いつまでたっても私たちの荷物は出てこない。預けた荷物は3個。出てきたのは1個だけ。そしてとうとう私たちのほかには誰もいなくなってしまった・・・。

待てども待てども荷物はでてこない。いやーな予感。そのうち荷物を運んでいたベルトも運転をやめ、あたりはシーン。仕方なく、バゲッジのカウンターへ。調べてもらうとやはり私たちの荷物はオランダに取り残されたままということが判明。 

KLMに荷物をなくされたのはいったいこれで何回目だろう。久々にやってくれちゃいました。(KLMって世界中の航空会社の中で一番荷物をなくす航空会社だって知ってました?)たった50人ぽっちの荷物もまともに運べない。嫌になっちゃう。カウンターで対応してくれたお姉さんは優しい人ではあったけれども、彼女ではどうすることもできず、結局、「次の便で荷物が届いたらホテルに転送するから。」という彼女の言葉を信じて空港を去るしかなかった。

たった3泊4日の短い旅行なのに。先が思いやられるなあと重い気持ちで予約していたレンタカー屋に行って車を借りた。今日もし荷物が届かなかった時のことを想定して、りっきーの服や私たちの下着だけでも買わなければ、ということでショッピングセンターに向かい、服を購入。後で絶対にKLMに請求してやる、と、ちょっといい服買っちゃった。(払ってもらえなかったりして・・。汗)こういうことがあるととたんに元気がなくなるね。

突然のハプニングでちょっと気落ちしている私たち。その上りっきーは身動きができない車の中が窮屈で仕方ないらしく、すぐに愚図り始めてしまった。ばあばと私でとにかくあやしまくり。外の景色なんて見てる余裕はない。そのうえショッピングセンターで買い物なんてしていたおかげで時間を食ってしまい、これから6時間のドライブなんて大丈夫なのかしらと心配になってきた。

しばらく車を走らせていくうちにりっきーがやっと疲れて眠りについてくれたのを機に、ゆっくりと外の景色を見ることができるようになった。フィヨルドって、要するに山と湖でしょとあまり深く考えてなかった私。しかし、目の前に現れた景色は単なる山と湖なんかじゃない。今までに見たこともない、それはそれは壮大な、美しい景色だった。

ガイドブックには「100万年以上前の氷河時代、氷河の重みが谷をえぐっていき、やがて徐々に氷が解けるにつれて海水が深い谷に入り込み、フィヨルドが造られた。」とある。実際湖だとばっかり思っていたのは実は海からつながっていて、水もしょっぱかった。山頂にはたくさんの氷河が残っていて、それらは滝となって流れ落ちて行く。切り立った山頂から流れ落ちる巨大な滝は数え切れないほど。二度と、日光華厳の滝に金なんて払うもんか、と思った私です。(笑)

norway2.jpg (35722 バイト)

ドライブの途中に休憩に止まった場所の景色。こんな場所が「国立公園」なんかじゃないのが不思議。日本だったらすぐにでも観光地化されちゃうのに。

norway3.jpg (16737 バイト)

フィヨルド観光にはフェリーは欠かせません。フィヨルドが大きすぎて橋を渡せないところがたくさんあるので、ドライブの途中途中でカーフェリーを利用します。30分くらいで渡ってしまう、渡すのだけが目的なフェリーもあれば、ゆっくりと、時間をかけて観光も兼ねてくれるカーフェリーもあります。

 

 

 

途中途中の景色に感動しつつも、さすがに6時間たっても目的地に着かないことにちょっといらいらし始めた私たち。ベルゲンから目的地のLoenという町までは距離にしてみれば300kmほどですが、何せ行程ほとんどが山道なので、それほどスピードは出せない。途中りっきーがひどく愚図ると車を停めて外であやしたりというようなことをしていたら時間はどんどん過ぎていった。白夜のノルウェーと言えども8月半ばともなると10時過ぎには日が暮れてしまう。早くつかないと、と焦りがピークに来た8時過ぎ、やっと目的地のホテルに到着した。ベルゲンからLoenまでのルートはこんな感じ。(ちょっとわかりにくいけど参考までに。)

このホテルに2泊宿泊した。外観は普通のホテルだけど、中はロッジ風で、お部屋も広々としてとてもよかった。何よりも部屋から見えるフィヨルドの景色は最高。1泊2食付だったが、バイキングだったので、心配していたお父さんやお母さんにも食べられるものがたくさんあってとてもよかった。お勧めのホテルです。

ホテルアレキサンドラ

norway4.jpg (20690 バイト)

レストラン、バー、ディスコなんかがあります。従業員もみなとても親切でしたし、部屋も広々としてきれい!素泊まり、1泊朝食つき、1泊2食付、1泊3食付が選べます。私たちは1泊2食付で一人1万3000円でした。(夜・朝ともにバイキング)

 

norway5.jpg (12086 バイト)

部屋のバルコニーからの景色。水面に朝もやがかかって幻想的。Loenという、小さな湖畔の村にこのホテルはたっています。ベルゲンからは遠いけど、フィヨルド観光には最高の位置にあるかも。

 

norway6.jpg (78309 バイト)

闇に輝くオーロラ。右下の濃い黒の部分は山。中央の緑がかった光がオーロラです。むろがデジカメでの撮影に成功。

ホテルに到着してすぐレセプションで荷物が到着しているかを確認したが、恐れていた通り届いていなかった。レセプションの女の子に事情を説明してKLMに電話をしてもらうが何度かけても誰もでないとのこと。KLMはどこに行ってもKLMなんだなぁとため息をつきつつ部屋に入り、そのまま夕食をとりにレストランへ。バイキング形式の夕食は洋食が苦手なお父さんやお母さんでも大満足。(結局洋食が苦手な年配の人って、食事そのものが苦手なんじゃなくて、食べ方が苦手なだけなんじゃないかなぁと思った。)

夕食が終わってもう一度レセプションに行くと、やっとKLMに連絡が取れたのこと。荷物は無事ベルゲンに着いたが、今日はもうこちらに転送するのが不可能だと言うことで明日の到着になるという。「ついたら必ず今日中に送ります。」って言ってたくせに。

 

二日目の夜のこと、お風呂上がってバルコニーからぼんやりとビール片手に星空を見ていた私。なんかぼやっとしたものが空に見える。最初は「天の川?」なんて思ってたのが、よくみるとそのぼやーっとしているものはひらひらと動いている。これってもしかしてもしかする?!とあわててむろを呼んだ。一目見て、「これ、オーロラだよ!」とむろ。「オーロラって夏でも見えるの?冬の寒い時期じゃなきゃ見えないんじゃないの?」と私。でも、どう考えてもこれはオーロラだと私も思う。ゆらゆらとまるで光のカーテンのように空に揺らめく怪しくも美しい光。10分ほどでその光は徐々に薄れて30分後には見えなくなっていったが、あまりのことに興奮冷めやらぬ二人。後で調べたら、オーロラは実は一年中見えるのだけれど、夏の夜空に見えることは稀だそう。なんてラッキーな私たち。

次の日はフィヨルド観光。ホテルのあるLoenという町からガイランゲルという有名なフィヨルドまでドライブ。Loenからガイランゲルまでは1時間半の道のり。ルートはこちら。まずは山道をえっちらおっちら。途中でDalsnibbaという山の頂上まで行って景色を眺める。まさに絶景。一緒に行ったむろのお母さんはあまりの高さに足がすくんで展望場所から下を覗くことはできなかった。(むろ家は一家そろって高所恐怖症)周りの山々にはところどころに氷河が残り、そこから雪どけ水が滝となって流れ落ちている。波のない鏡のような水面には山々が映し出されて美しい。今まで色々な場所に行ってきたけれど、こんなにも感動した景色は初めてかもしれない。

norway010.jpg (15568 バイト)

Dalsnibbaの展望台から望む。

norway9.jpg (20338 バイト)

湖畔にたたずむ羊の一家(?)

norway024.jpg (32034 バイト)

山が折り重なるように連なる。

norway011.jpg (16288 バイト)

ふもとの町、ガイランゲルからカーフェリーに乗ってヘレシルトという町まで1時間。そこからまた車でLoenに戻るという行程だ。ガイランゲルからのクルーズは、迫力満点だ。

norway012.jpg (20964 バイト)

いたるところに滝が流れ落ちている。

norway013.jpg (36955 バイト)

どこに行ってもこんな景色だ。何時間ドライブしていてても飽きない。

三日目の朝、あまりにもこの場所が気に入った私たちはあと一泊滞在を延ばそうと考えた。まずは飛行機のチケットを換えなくてはと、KLMに電話した。しかし、残念ながら安いチケットはすべて売り切れ、なんと3000ユーロの正規料金の席(ベルゲンからアムステルダムまでが?!)しか残ってないといわれ、あえなく断念。全くもったいない。こんなに素晴らしい場所にたった3日しかいられないなんて・・。この旅の計画をしたときに、「3泊4日もすれば十分でしょ。」なんて考えていたのだが、全く持って甘かった。ここなら1週間いてもたりないかもしれない。

仕方なく荷物をまとめて次の目的地、フロムへ向かう。

 

当初の予定では3日目の朝に空港のあるベルゲンまで戻ってしまって、ベルゲンに一泊、ベルゲンの町を観光してからオランダに帰る予定だった。しかし、6時間以上のドライブをいっぺんにするのは大変だということが行きでわかったので予定を変更、急きょベルゲンから3時間ほどのフラムという町で一泊することにした。このフラムという町まではここから2時間半ほどのドライブでまずカウパンゲルというフェリー発着所のある町へ行き、そこからフィヨルドをフェリーで抜けて2時間のクルーズでフロムへ到着だ。途中途中景色のいいところで写真撮影や休憩を入れながらのドライブ。どの景色を見てもすべて写真に収めたくなるほど美しい。

norway015.jpg (41385 バイト)

せり出す氷河。

今回の赤ちゃん連れ旅行で学んだことは、このくらいの月齢の赤ちゃんは長時間のドライブが苦手ということ。まだねんねのころは車の振動ですぐ寝てしまうからとくに問題なかったけど、5ヶ月ともなると、そういうわけにもいかなくて、視点が変えられない車内は変化がなくて飽きてしまう。まだ飛行機や電車なら飽きてしまえば抱っこしてウロウロしてあげれば見るものが他にあって飽きることもないんだけど、車の中は動けないからすぐ飽きてしまう。3時間が限度って所でしょうか。

赤ちゃんによってはいくつになっても車に乗せればすぐ寝ちゃうって子もいると思うけど、りっきーは駄目でした。「旅行って言っても車での移動だから大丈夫。」なんて思ってたのが裏目に出た感じ。

norway016.jpg (18609 バイト)

フェリー待ち。運転疲れでぐったりしてるむろの上でりっきーは大はしゃぎ。

norway018.jpg (24009 バイト)

フェリーからの景色。どこを撮っても絵になります。

norway019.jpg (17944 バイト)

3泊目はフロムという町のホテルフレットヘイム。このホテルも歴史あるホテルです。内装はかなり凝っていて、名のある建築家が設計したに違いないと思わせる(かどうかはしらないけどね)、お洒落な作りになってます。こちらの食事もバイキングスタイル。ノルウェーだからどこにいってもバイキングなのか?サーモンがうまかった。

スウィートルームに補助ベット入れて4人で宿泊したんだけど、一部屋朝食つきで1万5千円くらい。安ーい。当日予約だったからかなぁ。

norway022.jpg (20258 バイト)

バー。norway021.jpg (17222 バイト)

泊まった部屋。

そして最終日はフロムからベルゲンまで約3時間の移動。それまでよかった天気もここに来て雨。雨のフィヨルドもなかなかの景色で、たまに晴れ間が見えると虹がたくさんかかっていたりして(二重の虹とか見ちゃったよー。)これまたきれい。

ベルゲンについて、せっかくだからベルゲンの町もちょっと見てみようと寄ってみたけれど、駐車場を探すのにてこずって結局魚市場をちらっと見ただけ。それでも結構素敵な町並みだってことはわかりました。

今回、初めてのフィヨルド観光だったけど、とにかく景観の美しさに驚きの連続だった。大自然を堪能したって感じだな。りっきーがもう少し大きくなったら絶対にもう一度来たいと思う。できれば今度はもっとゆっくりと、電車の旅なんかも混ぜ込んで、さらに北上してみたいなあ。

実はそれほど期待もしていなかったこの旅行、終わった今となっては、今までの旅行の中でもっとも心に残る旅行だったと実感しています。皆さんも機会があれば、是非!

norway020.jpg (15570 バイト)

泊まった町、フロムはフロム鉄道の終着駅。電車の旅も良さそうだよね。

norway023.jpg (15799 バイト)

最後にちょっとだけ寄ったベルゲンの港。魚市場では色んな魚が売ってたよ。