ロンドン出張。 2003年11月20日〜23日

ロンドンはすっかりクリスマス一色です。

ロンドンで講演のある爺にくっついて私もりっきーと一緒にロンドン出張しました。一応仕事だったから、あまり観光はしなかったので短い旅行記です。

アムステルダムから飛行機で1時間のロンドン。これで4度目の飛行機体験のりっきー、1時間のフライトなんて楽勝さ。なんなくヒースローに到着。

 

 

ついてみると、偶然同じ時期にブッシュ大統領がロンドンに来ていて、ロンドン中デモンストレーションが行われていた。どこに行ってもすごい人と警官の数。ちょっとびびった。

夕食はロンドン在住の友人、りつこのお勧め中華。ロンドンには大きな中華街があって、だいたいどこに行ってもうまいらしい。ここもうまかったが、一番感動したのは、レストランにとても立派なオムツ換え台の設置された広いトイレがあったこと。レストラン自体はオシャレな高級中華なのに、こんな立派なオムツ換え台があるとは!

翌日は朝から雨。仕事をしている爺をホテルにおいて、私と婆とりっきー、そして案内役のりつこはハンプトンコートという、ロンドンから電車で40分のお城へ観光。このお城は最初にヘンリー8世(VIIIって8だよな?)が所有したお城。(その後歴代国王が所有したらしいがヘンリー8世が一番ゆうめいなんだとか。)ヘンリー8世が実際に住んだ部屋や礼拝堂や女王様の部屋なんかが見れる。日本語のオーディオガイドを持って回れるし、庭園なんかもかなり広くてきれいだし(特に春は花が一杯咲いてきれいなんだそうだ。)、かなり見ごたえのあるお城なのだ。

・・・が、先日風邪をひいて以来、後追いがひどくなったりっきー。だっこをやたらにせがむし、婆やりつこではだっこを嫌がるし、で、私はこのやたらに階段の多いこのお城をずっとりっきーを抱っこしたまま歩き回り、そのうち眠くなったりっきーを寝かしつけるために城内で2回もおっぱいをあげ、(そのうち一回は中世貴族の格好をした従業員のおっちゃんに目撃され驚かれた。)やっと寝たと思った時にはそれ以上歩き回る気力もなく、はっきり言って疲れた観光でした。婆は「面白かった!もっとじっくり見たい!」と言っていたので、普通なら面白いに違いない。けど、階段がめちゃめちゃ多くて、エレベーターがないので、ベビーカーには不向き。

その日の夜から、むろがロンドン入り。むろに会えておおはしゃぎのりっきー・・・だが、母の後追いは治まらず、むろがお風呂に入れると大泣き。母がトイレに入ると大泣き。とにかく姿が見えなくなると大泣き。むろはちょっぴり悔し泣き。・・って語呂を合わせてる場合じゃない。とにかく、よく泣いた!どうしたんだりっきー!

次の日はさらに雨がひどく、ラーメン屋でランチをした後は仕方なく屋内で、ということで有名デパート、ハロッズへ。しかし、クリスマス商戦真っ最中のハロッズ、悪天候も手伝って、ものすごい人の数。とてもじゃないがのんびり各フロアを見てまわる、なんて出来やしない。とりあえずおもちゃ売り場に行ってりっきーのぬいぐるみを買って、その後はすごすごとホテルに帰った。ホテルでお茶して時間をつぶし、夕方から爺の講演会場へ。本当なら会場でお客さんとの対面後、私とむろとりつこはりっきーをつれて夕食に出かけるはずだったが、りつこが爺の講演を聴いたことがないということがわかって、急きょ講演を聴くことに。その夜はそのままホテルに戻ってバーで一杯やって就寝。

 

最終日も朝から雨。飛行機の時間は16時だけど、この雨じゃどこもいけん・・。しょうがないからホテルの近所のお店回り。でも、日曜日なのでどこもみなお昼からしか開いてない・・と思ったら開いてました。前回前を通っただけで入らなかった和菓子のお店。さすが日本人。日曜日も朝から開いてます。

鎌倉源吉兆庵という和菓子屋さん。中に入ればそこは完全なる日本の和菓子屋。お店のディスプレイも美しい・・。やっぱ和菓子っていいよね。日本にいるときは和菓子なんて目もくれなかった私だけど、外国に住むようになってからやたらに羊羹だとかあんこだとかを食べたくなるようになった。ここでも羊羹を二本購入。いいお値段でしたが、しょうがないわね。

雨の中12時まで何とか時間をつぶして、和菓子屋さんの対面にあるフォートナム&メイソンという紅茶屋へ。紅茶だけじゃなくてチョコレートだのクッキーだのケーキだのジャムだのフォアグラだのパンだのスコーンだの、何でも売っている。なぜか知らんが醤油まで売ってた。高級スーパーって感じか?別に必要ないのにディスプレイの美しさにだまされて紅茶やらチョコやら購入。ホテルの喫茶で食べてはまったスコーンも購入。

結局雨の中これ以上動き回る気分にもなれず、そのままタクシーでホテルによってから空港へ。ヒースローでランチを食べてぶらぶらしてからアムステルダムへの帰途に着いたのでした。

今回ロンドンで感じたことは、ロンドンをバギーで出歩くのは結構大変ということ。ロンドンは不思議な町で、レストランやデパートにはどこの店にもかなり立派なベビールーム(オムツをかえたりする場所)があるにもかかわらず、道の段差はひどいし、地下鉄にエレベーターが常設してある場所が少ない。一回地下鉄に乗ったが、階段と長ーいエスカレーターを駆使してのバギーでの移動はかなり難儀だった。古い街だからその辺のバリアーフリーへの転換がなかなか難しいのか?

それでもタクシーはバギーをたたまないでそのままバギーごと乗せられてすごく便利だったし、ヒースロー空港のベビールームなんかはかなり設備がいきとどいていて、感動した。その辺は日本なんかからは比べ物にならないくらいバリアフリーなのね。

 

ところで予断ですが、みなさんこの写真を覚えているでしょうか。私の2002年3月のロンドン旅行記にも似たような写真が一枚あります。今回も前回と同じホテルに泊まったんだけど、なんと朝食にまたもやあの激マズ和定食を注文してしまったのだ!

初日の朝、オムツを切らしていた私は別室に泊まっている爺婆に「ちょっと買い物行ってくるから先に下で朝食してて。」と伝えて買い物に出かけた。買い物を済ませてレストランに行くと、婆が私に「和定食注文しておいたから。」というではないか。実は、恥ずかしながらこの和定食のことを私はすっかり忘れていた。だが、たしか、あまりうまくはなかったような記憶があった。だから注文を取りやめようかと考えたが、爺と婆は「せっかくだから食べてみましょうよ。」という。私も、まあ、あれから1年以上たってるし、少しはうまくなってるかも・・と淡い期待を寄せた。

 

 

しかし!その期待は見事に打ち砕かれた。打ち砕かれたどころか、木っ端微塵となったと言ったほうが正しい。前回の朝食と比べていただければわかるが、プレゼンテーションは良くなっている。ちょっと見れば安い旅館か民宿の朝食だ。しかーし!一口その白米に手を伸ばしてみて私たちはこの選択が完全に間違いだったことに気がついた。そう、そのご飯は、まるで、そのまましょうじを張ることが出来るほどの、「糊」状態だったのだ。それは、ただ単に水が多すぎただけとかそういう以前の問題だ。どう考えても、必要な水分の3倍以上の水分で、そしてご丁寧にも炊いている途中で何度もふたをあけ、「ねりねり」しなければ出ないであろうこの粘り気。口に入れるとまったりとして、それでいて、ねばねばな食感。 はっきりいって食えたもんじゃない。お味噌汁は前回同様インスタント物を利用しているらしいが、お湯の量が多すぎて、味がない!玉子焼きは、本当に卵しか焼いてない。卵の味しかしないんだよ!鮭はうまかったが、これも塩を振ってないので、醤油をつけて食べないとだめ。とにかくひどいのなんのって。

これほどひどいとは思ってもみなかったので、戸惑う私たち。そこにウェイトレスが「お味はいかがですか?」とやってきた。

 

 

すかさず爺が「これは食べれません。ひどすぎます。」と一言。するとウェイトレスが「何故?何がいけないの?」と怪訝そうにきいてきた。・・・食ってみろよ。ほんとに。たとえ和食を知らないイギリス人だって、一口食べてみればわかるさ。私がそこで説明すると、「マネージャーをよんできます。」と言って下がっていった。しばらくしてマネージャーらしき人がやってきたので、そこでまたなぜこの和定食がひどいのかを説明。すると、「大変申し訳ありません。それではこの料理はすべて下げさせてもらいますので、メニューの中から他のものをお選びください。もちろんこの和定食の分の御代はいただきません。」といった。爺は時間がないので(この後打ち合わせがあった)食べれなかったが、「俺はNOと言える日本人なんだ!」となんだか上機嫌になっていた。(笑)私と婆はメニューの中から改めて選びなおして無事朝食を終えた。会計時にレシートと一緒に渡された「あなたの意見をお聞かせください」アンケートに、「前回食べた時もひどいと思ったが、今回の和定食はさらにひどかった。こんな一流ホテルでこのようなひどいものを出していると、評判がさがります。味の改善が出来ないのであれば、このメニューは今後出さない方が賢明でしょう。」と書いた。

最終日の朝食の時に、隣の日本人が「和定食を」と注文していた。「教えてあげなければ!」と一瞬思ったが、あれだけ抗議してもまだこの和定食を出し続けるこのホテルには、もっとたくさんの「Noといえる日本人」が必要だな、と思い直し、やめた。皆さんも、海外でまずい和定食に出会ったら、「まずい!」と教えてあげましょう。(笑)